会長挨拶

和顔愛語

 
2023年~2024年度 会長 山上 公介 

50年の節目となる会長職を仰せつかりました。入会して20年、クラブの先輩、同輩の皆さんに盛り立てられての拝命に、大変光栄であると思う一方で、10月の記念式典等を成功裏に収めるという重責を担い、身の引き締まる思いです。

本年度の年間テーマを「和顔愛語」(わげんあいご、禅宗の言葉)といたしました。

意味するところは、穏やかな笑顔と思いやりのある言葉で相手に接すべしということです。ロータリー的には(あくまで私個人の解釈ですが)ロータリーソングの一節【どこで会ってもやぁと言おう、見つけた時にゃオイと呼ぼうよ】を漢字4文字で端的に表現したもの。親しみある笑顔と、思いやりのある言葉のやり取りがロータリアンとしてのあるべき姿であり、他人からの和顔愛語を期待するのではなく自ら進んで和顔愛語していくことが大事ではないかと。この実践を通じて、会員同士の親睦と信頼を深め、合わせて社会人としての生活の質を高めることを期待する、そんな思いをこの「和顔愛語」に込めました。

さてこの「和顔愛語」のテーマを具体化するにあたり、3つの行動指針、「多様性」「公平性」「包容性」を掲げました。

これは2019年に国際ロータリーがSDGs(持続可能な会の発展目標)実現のため採択された指標ですが、時宜を得たものとして、範とさせて頂きました。

【多様性】私達は会員の多様性(年齢、性別、在籍年数、社会経済的立場、信条等)

を重んじ、異なるアイデア、価値観を持つ会員による貢献を大切にします。

【公平性】ロータリーへの入会、退会、リーダーシップの機会といった面で、過去に一部の会員が問題に直面していた点を認識しすべての会員が充実した活動の機会と支援に必要なアクセスを得られるように公平性の促進に注力致します。

【包容性】クラブの中で自分が大切にされていると、すべての会員が感じることのできる組織、クラブへの帰属意識を持てるようなアットホームな運営を目指します。

ということで、年間テーマ、行動指針等を僭越ながら述べさせていただきました。私個人としての力量不足、至らぬ点も多々あろうかと存じますが、快適で充実したクラブライフの実現のため、皆様のご理解、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。